吃音者の読書ブログ 

20代の吃音者が読書を通じて学んだことを書きたいと思います。

人に伝える

こんにちは。

 

20代吃音当事者の前向き君です。

 

今回は

「人に伝える」について

書きたいと思います。

 

そこでおすすめしたい本は

「1分で話せ」です。

 

 

皆さんは人に何かを伝える時、

「今言ったこと伝わったかな?」

と思うことはないでしょうか?

 

人に伝えるには分かりやすい伝え方が

あることが分かりました。

 

それをこの記事で伝えようと思います。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

目次

1.人に伝える

2.吃音当事者の感想

3.まとめ

 

 

 

1.人に伝える

 

さて、先に結論から言うと、

・「結論」

・「根拠(3つ)」

・「事実(根拠の数に応じた数)」

をピラミッドで話すということです。

 



 

今回は分かりやすく

学校のクラスで

「ペットは何を飼うのが良いか」

というテーマで議論する例を挙げます。

 

まず、「結論」です。

「結論」は最終的に伝えたいことです。

 

最終的に伝えたいことではないと、

聞き手の頭の中は「?」でいっぱいに

なるからです。

 

ポイントは「だから何が言いたいの?

と自問自答しながら結論を導きだします。

 

例:

「ペットは犬がいいと思います」

 

↑これだと分かりやすいですね。

 

例:

「犬は忠誠心があって

手懐けるととても可愛らしいです。

一方で、猫は甘えてくるのが、

とても可愛らしいです。」

 

↑もし、上記のように伝えてしまうと、

「で、どれがいいの?」となります。

 

 

次に根拠です。

 

根拠は結論に応じて3つあげます。

 

「根拠」は「結論」と

意味がつながっていればOKです。

 

ポイントは

「スッキリ、簡単に」伝えることです。

 

例:

「犬は忠誠心があり、

尻尾を振る動作が可愛らしく、

散歩して健康増進に繫がるからです。」

 

↑とても分かりやすいと思います。

 

例:

「犬は忠誠心があります。

犬は人に従ってくれるととても楽です。

従ってくれることでストレスも

軽減して無理なく接することも可能です。

私の家でも犬を飼っており、

家族も大変可愛がっております。」

 

↑もし、上記のように話すと、

少し長いと感じてしまう方も

いるでしょう。

 

また、

「忠誠心」があるのがいいのか

「ストレス軽減」がいいのか

少し分かりにくくなりますね。

 

 

最後に事実です。

 

これは根拠ごとに挙げていきます。

 

ポイントは具体的に聞き手に

頭の中でイメージをさせることです。

 

例:

「想像してみてください。

「お手」と言われて

「お手」動作で返す愛犬は

とても可愛く見えているはずです。」

 

↑とてもイメージしやすいですね。

 

例:

「忠誠心にあふれた犬は

とても飼い主に懐いており

可愛らしいです。」

 

↑これは、想像力にかけてしまいますね。

 

 

 

2.吃音当事者の感想

 

普段から人と接する仕事をしているため、

説明するという機会は多いです。

 

しかし、相手に上手く伝わっていないと

感じることが多いので、

この技術が習得出来たら、

とても仕事が上手にできると感じます。

 

どの仕事でも

言えることではないでしょうか。

 

短く要点が凝縮された言葉が出てくれば、

仕事もはかどるのは間違いないでしょう。

 

実践はまだまだこれからなので、

実践効果はまだ得ていないのですが、

1日1回でも取り組んでいきたいと思います。

 

~吃音者へ~

 

吃音がある人はなかなか人に

伝えるのは苦痛である人も中には

いると思います。

 

しかし、今回のように伝える要点が

決まっていれば、話す量も少なくて済むし、

一石二鳥であると感じました。

 

こいつはなんだかいつもモゴモゴと話すけど、

言ってることは端的で分かりやすいと

感じてもらえるかもしれません。

 

この技術は自分を楽にできるので、

是非トレーニングしてみてください。

 

また、大事なプレゼンの時も使えます。

 

言うことが短く済むのであれば、

とても気が楽でしょう。

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は「人に伝える」について

書いてみました。

 

人に伝えるには

「結論」

「根拠(3つ)」

「事実(根拠の数に応じた数)」

のピラミッドが大事です。

 

このピラミッドだけでも

覚えてみてください。

 

きっとどこかで役に立つはずです。

 

この本には他にも

具体的な方法が書いております。

 

気になる方は

ぜひ、「1分で話せ」を

読んでみてはいかがでしょうか。

 

この記事が少しでも皆さんの参考になると

うれしいです。

 

それでは。